婦人科のご案内

内科・循環器内科のご案内長年勤務させていただいた大学病院では、産婦人科診療全般に携わってきましたが、これまでの臨床経験を、皆さまのより身近な立場で生かしたいと思い、心新たに、当クリニック開院を決意するに至りました。
当クリニックでは、女性の生涯全般にわたる健康維持をサポートするためにも、内科医と連携しながら、新しい形の、“女性と、そしてご家族のためのクリニック”でありたいと考えております。
婦人科がん検診、婦人科一般外来、婦人科に関するちょっとした不安や心配事がありましたらお気軽にご相談ください。

担当：縄田修吾

婦人科部門のモットーです！

婦人科腫瘍専門医として、地域における、子宮がん検診受診の向上や婦人科腫瘍の早期診断・早期治療・フォローアップを行うことで、婦人科腫瘍で苦しむ女性を一人でも救えるよう貢献します。
女性であれば誰にでもおこりえる、月経異常、不妊症や更年期症状など様々な悩みの相談に対し、産婦人科専門医として、わかりやすく、丁寧な診療を心がけています。
地域医療における病診連携強化を重要と考え、大学病院をはじめとした高次病院と診療連携し、病状の変化に応じて、適切な診療がいつでも受けられるよう努めます。
病気の治療だけでなく予防医学や最新の医学情報の提供にも力を入れ、内科医と連携しながら、女性の健康なエイジングをサポートします。

診療のご案内

婦人科全般

月経の異常、不正出血がある、外陰部の違和感、帯下（おりもの）の異常、下腹部痛、腹部膨満感、子宮の下垂感、更年期症状。
大学病院で10年以上担当した初診外来の経験をもとに、適切な診療を行います。

一般不妊症（体外受精は行っておりません）

不妊原因のスクリーニング検査、タイミング法、卵胞発育や排卵誘発のための薬物療法、人工授精（AIH）などの一般的な診療を行っております。

産科診療

妊娠の確認、妊娠予定日の確定、妊娠悪阻の治療、流産手術、分娩後の健診・乳房ケアなどは行います。
ただし、当クリニックでは、さまざまな不安をかかえて来院される女性のお気持ち・プライバシーに寄り添うため、妊娠中期以降の妊婦さんの健康診査は控えさせていただきますのでご了承ください。産科歴などの状況や希望をふまえて適切な周産期管理可能な施設にご紹介します。

婦人科がん検診（乳がん検診は行っておりません）

子宮がんの早期発見には、定期的ながん検診が有用です。何も症状がなくても異常を認めることがあるので、検診を受けましょう。将来の自分や身内の方に心配をかけないためにも、今のご自身が病気の予防に努めることはとても大事です。
市の子宮がん検診にも対応しております。
宇部市健診センターから届いた受診券をお持ち下さい。

子宮頸がん検診で異常を指摘された場合の精密検査

子宮頸がん検診で異常を指摘された場合は、ご不安なお気持ちになられることと思いますが、精密検査で進行がんが見つかることはまれであり、将来がんになる可能性のある前がん病変を見つけることのできる、よい機会ととらえて必ず精密検査を受けてください。子宮頸がんは初期で見つけることができれば、子宮も温存することは可能ですので、将来の自分や、将来の自分の子どもを産むことなどに想いを寄せて、ポジティブに受診されてください。心配しすぎることはありませんので。お任せ下さい。

婦人科腫瘍専門医による婦人科腫瘍フォローアップ外来

良性疾患（子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう胞など）や、婦人科がん（子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど）の初回治療後には、長期的な外来診療管理が必要となります。山口大学病院からのご依頼を中心に専門の婦人科腫瘍フォローアップ外来も行っております。
下記のような診断を受けられた方は、ご相談ください。

子宮内膜症（子宮腺筋症、チョコレートのう胞）
子宮筋腫
子宮頸管ポリープ
子宮頸部上皮内腫瘍（子宮頸部異形成）
子宮頸がん
子宮内膜増殖症
子宮体がん
卵巣腫瘍（良性、境界悪性、悪性）
絨毛性疾患
外陰・膣腫瘍

最近では、厚生労働省の方針もあり、これからの地域医療にとって、よりいっそうの病診連携（病院と診療所の機能の分担）というシステムの強化・充実が、皆さまにより良い医療を提供するものとされております。婦人科腫瘍の患者さんの診断・治療・経過観察においても、病院と診療所がそれぞれの役割を分担することで、病院の持つ機能を十分発揮することができますし、外来の待ち時間を減らし、十分な時間をかけて診療にあたることができるようになります。フォローアップ中も病状の変化に応じていつでも病院での診療も受けられますのでご安心下さい。
当クリニックでは、この点からも地域医療に少しでも貢献していければと考えております。